- Seagate FireCuda 2TB HDD を使用していましたが、2020年の3月、内部エラーで認識しなくなりました。
- 私は認識しなくなったHDDを救出するためにデータ移行、診断、消去を行いました。
- SeagateのHDD製品はRMA保証が使えるので、購入者である私が送料を負担して、発送しました。
- 本記事では、HDDを交換するためにRMA保証のネット申請、発送、到着するまでの過程をお伝えします。
環境&使用HDD
- Windows 10 Home 64bit プリインストール済み ノートパソコン
- Seagate FireCuda 2TB HDD
- SeaTools for Windows の使用方法 | Seagate サポート 日本 (HDD診断)
- DiscWizardバージョン:23.0.22800 | Seagate(HDD消去)
Seagate HDDの詳細情報
ブランド | SEAGATE |
---|---|
シリーズ | Seagate FireCuda |
商品重量 | 90.7 g |
梱包サイズ | 19 x 14.5 x 4.5 cm |
メーカー型番 | ST2000LX001 |
カラー | ゲーム向け・SSHD 2.5インチ |
フォームファクタ | 2.5インチ |
RAM容量 | 2 TB |
HDD容量 | 2000 GB |
HDDインターフェース | Serial ATA |
(参照元:FireCudaソリッド・ステート・ハイブリッド・ドライブ (SSHD) | Seagate 日本)
Seagate FireCuda 2.5” 2TB SSHD
時系列
先に時系列をお話しするとこのような感じです。
- 2020.3.2(月)~3.09(月)
- HDDを触ったらめちゃくちゃ熱かった。
- 内部エラーが発生する. HDD診断の結果、重大なエラーだということが分かった。
- 1週間かけて別のHDDにデータを移行する。
- 3.10(火)
- Seagateのページで返品交換のお手続きをする
- 梱包・発送を行う。
- 3.23(月)
- 交換品が届いた!
認識しなくなった原因
私はおそらくHDDの熱の原因だと考えています。
- ノートパソコンの拡張ベイは熱がこもる。
- 長時間起動によって常にHDDが熱い。
原因1. ノートパソコンの拡張ベイは熱がこもる
- 拡張ペイには、2.5インチのHDDは入るだけの空きがありますが、排熱処理などの設計にはなってないため、熱がこもりやすくなる設置環境でした。
- 「ノートパソコンの裏のふたをすると熱がこもりやすくなるのでは?」と思ったので、開け閉めできるようにふたをネジで閉めずにただ敷くだけにしたり、風が通りやすい場所に設置していました。
原因2. 長時間起動によって常にHDDが熱い
ノートPCを1週間ずっと起動しっぱなしにすることもあったので、HDDが常に高温の熱を発している状況でした。
また、メモリを多く消費するようなアプリケーション(例:Google Chrome)を使用してない間に複数起動していたこともあるため、HDDに処理負荷がかかってしまい、熱くなったと考えられます。
HDDのデータ移行・診断・消去
- 私にはHDDが瀕死寸前に見えたので、早めにデータを移行しました。
- 2TBのHDD容量満タン近く使用していたことと、ファイル数がかなり多かった(約180,0000件)ため、データの引っ越しに1週間と2日かかりました。
- HDD診断には、SeaTools for Windows というソフトを使用しました。
- SeaTools for Windows の使用方法 | Seagate サポート 日本
- 私は既に物理的に壊れているだろうと思っていました。そしたら、案の定実行中にエラーが発生しました。
- なお実行結果で出たエラー番号は、RMA保証に必要なためメモをします。
- HDD消去には、SeagateのSeaTools for Windowsというソフトを使用しました。
- DiscWizardバージョン:23.0.22800 | Seagate
- DiscWizardはSeagateのHDDのパーティションの作成とフォーマット、データの転送、およびデータのバックアップなどが実行できます。
- 今回はHDDのフォーマット(消去)を実行しましたが、これまた途中でエラーが起きてしまいました。
申請手順
- 保証確認
- Seagateのアカウント作成
- 返品交換のお手続
- 梱包と発送
1. 保証確認
最初にSeagateの保証と交換のページからHDDが保証対象かどうかを確認します。
保証可能 | 保証不可 |
2. Seagateのアカウント作成
消費者アカウントを新規作成します。ページ右上にサインインできる項目があります。
このページからでもサインイン、サインインアップできます。
Seafateアカウント作成
注意としては、一番下にある電子メールの受信を忘れずにどちらかをチェックしてサインインアップしてください。
「Seagate アカウントが正常に作成されました。」となりましたら、届いたメールを開いて、リンクをクリックして登録を承認して、アカウントを有効化します。
3. 返品交換のお手続
Seagateにサインインします。
もしこの画面になっていたら保証の「製品の返品」をクリックします。
Seagate製品の返品お手続きの専用ページに切り替わります。
依頼を作成します。
Step1. 保証
以下の項目を入力します。
- 製品番号/モデル番号
- シリアル番号
- HDDに記載していますので、ご確認ください。
- 配送先住所 住所の管理
住所の管理
名、性、住所、郵便番号、都道府県、E-mailアドレス、電話番号は英語で入力します。
画像の「こちら」をクリックすると、「JuDress」という住所をAddressに変換してくれるWebサービスにとびます。
郵便番号を入力して、「実用的に変換」をすれば、英語表記にしてくれます。
このまま項目に貼り付けるとエラーが出るため、1単語ずつ整列します。
私の場合、City Town Address Building の順番に入力して、保存すると住所を追加することができました。
住所の管理 | JuDresss |
Step2. オプション
標準交換を選択します。「次へ」いきます。
Step3. 配送
製造返却先をドロップダウンメニューの中から決めます。
自宅から近い方が良いと思います。(私はそうしました。)
日本在住の人は日本にしましょう。
Step4. 確認
最後に入力情報を確認します。「返品注文の送信」します。
Step5. 書類をダウンロードする
注文番号のタブを選択します。
下記画像の中の3つのリンクを見ます。
- 注文確認の送付(OrderConfirmation.pdf)←pdfの印刷が必要
- 返品ラベルの印刷(ReturnLabel.pdf, or Mailing Label.pdf)←pdfの印刷が必要
- 梱包および郵送について | Seagate サポート 日本
OrderConfirmation.pdfは注文情報が記載されています。pdfを印刷して箱の中に入れます。
ReturnLabel.pdfには梱包する箱の外側に貼るラベルです。
「梱包および配送について」は発送時によく目を通してください。後述します。
データのエクスポート
ファイル形式とエクスポート名を選択することができます。
- ファイル形式の選択
- Excel
- csv
- エクスポート名
- ダウンロード
- メールアドレス
ダウンロードするとOrderHeader.csv (.xls)というファイル名になっています。
Google SpreadSheetで開いてみると、製品返却先や配送先住所、RMA番号等、返却お手続きで入力した情報がきれいに整理されています。
必要な方はダウンロードして、情報を保管しておいてください。
4. 梱包と発送
梱包
ようやく梱包です。下記のSeagate返品規定の規約を守ります。
- 本返品規定は、Seagate製品、Maxtor製品、およびLaCie製品に適用されます。 他の契約による合意がない場合、すべてのお客様の返品に以下の事項が適用されます。
- Seagateまでの送料はすべてお客様のご負担となります。 – Seagateへの配送にあたっては、お客様の任意の配送業者をお選びください。配送状況を把握できる送付方法をお選びください。Seagateは運送業者が配達証明を発行できない送付物に関する責任を負いません。
- 製品が保証期間内にある場合、Seagateからお客様への代替製品の発送については、Seagateが送料を負担します。お客様とSeagate間での製品のやり取りに関連して発生する関税および通関手数料は、別途認可がある場合を除き、すべてお客様が負担するものとします。
- Seagateは配送中の損失または損害に関する責任を負いません。製品の返送にあたっては、運送保険への加入をお勧めします。
- Seagateから事前の承認を受けていない場合、料金着払いの送付物は受領いたしません。料金着払いの送付物がSeagateに届いた場合、受け取りを拒否します。
- Seagateに返品する製品に含まれるデータの保存やバックアップは、必ずお客様の責任において行ってください。SEAGATEはそれらのデータに関して一切の責任を負わず、また、製品がSEAGATEの手元にある時点で生じたそれらのデータの損傷、およびデータの喪失についても、一切の責任を負いません。 Seagate返品規定 | Seagate サポート 日本
先ほどのこれも守るように善処してください。
要するに「発送は丁寧にね!」と書いてあります。
HDDは磁気ドライブなので梱包もそれなりにしないといけない。。
送料は消費者(購入者)が負担します。
梱包は次の画像ようにしました。
箱 | 緩衝材 | メモ |
注文情報を印刷した紙とHDDの他に、本当に交換品が届くのが不安だったため、行方不明にならないようにメモを入れました。
メモには行方不明にならないようにこう残しました。
- エラーコード / 発注番号 / 製品名 / SN / Part Number / 製造返却先 / 配送先住所
外側に返信用のラベルを貼りました。
発送
夕方に箱を持ってセブンイレブンに行って、ヤマトで発送しました。
店員さんが返信用ラベルに貼ってあるバーコードを読み取ってくれました。
送料は610円でした。
あとは、到着を祈るのみです。
到着
返品したHDDが交換品として返ってきました。 HDDの性能は交換前と変わりありません。
最後に
「HDDが壊れた」、「内部エラーが発生した」、認識しなくなったらSeagateの保証が使えます。
今回はSeagateのRMA保証を使って申請しました。この保証は1製品につき、1度しか使えません。
それから梱包・発送の仕方を示しました。もし梱包が悪いと受領できない可能性があります。
それから1週間後に交換品のHDDが返ってきました、無事で何よりです。
もし、この記事が誰かのお役に立てば幸いです。