【原因と対処法】Google Chrome.appでフォントOsakaをダウンロードする必要があります。

いつものChromeを使っていたら

「Google chrome.appでフォントOsakaをダウンロードする必要があります。」と表示されて困った。

実はこれ2018,2019年でも観測している。
当時は気にしなかったが、ネットで調べてみるとウイルス疑惑な話題が少々上がっている。
今日(2020.09.27)は運よくこの謎現象を捉えることができた。

これで対処した

対処法1. 別のフォントを指定する
対処法2. Font BookからOsakaフォントをダウンロードする

今回は、「Google chrome.appでフォントOsakaをダウンロードする必要があります。」と表示された時の対処法を紹介します。

メッセージ「Google Chrome.appでフォントOsakaをダウンロードする必要があります。」

「”Google Chrome.app”でフォント”Osaka”をダウンロードする必要があります。」

どのタイミングで表示されるか

Google Chrome [設定]を開いた時
Google Chrome [履歴]を開いた時, [履歴]を削除する時
ファイルをダウンロードする時（過去の経験）

対処法1 別のフォントを指定する

Macに最初から入っているフォントや自分でインストールフォントを使用することで、
このメッセージを回避することができます。

Chrome 右上 [:] → [設定]

Chrome 設定 [デザイン] → [フォントをカスタマイズ]

もしくは検索バーにchrome://settings/fontsと入力して[Enter]。

フォントをカスタマイズ [固定幅フォント] → [Osaka]になっています。

別のフォントに変更します。[Osaka] → 今回はよく見かけるフォント[Arial]に選択します。

固定幅フォント: Arial. これで完了です。

対処法2 Font BookからOsakaフォントをダウンロードする

[アプリケーション] → [Font Book.app]を開きます。

[すべてのフォント]または[コンピュータ]から[Osaka]を探します。
[Osakaフォント▼]を開くとレギュラー, レギュラー等幅があります。

文字がグレーアウトしていたら、そのフォントはMacにインストールされていません。
今回はOsakaフォントのレギュラーを[ダウンロード]します。

フォントをダウンロード. 選択部分には、有効にするためには必要なフォントが含まれています。続けますか？ [ダウンロード]

フォントのインストール. Osakaをダウンロード中.

これでフォントの文字が黒くなり、[ダウンロード]ボタンが表示されなくなったら、Osakaフォントのインストール完了です。

対処法3 Osakaフォントを削除する

既にダウンロードしてしまった。
Osakaフォントが偽物なのか疑心暗鬼になった。

その場合は、削除すれば不安を軽減できると思います。

Font Book → [Osaka フォント] → [レギュラーフォント]を右クリック → [“Osaka”を削除]

選択したフォントを削除してもよろしいですか？ → [削除]

“コンピュータ”コレクションからフォントを削除すると、関連するすべてのフォントファイルに影響します。ダウンロードしたフォントのローカルコピーは削除され、その他のフォントファイルはゴミ箱に入ります。

これでOsakaフォント削除完了です。

必要になったら、またダウンロードできます。

原因考察 Osakaフォントの場所と種類

Osakaフォントの場所を調べるために検索アプリ「Easyfind」を使いました。

https://easyfind.en.softonic.com/mac

EasyfindでOsakaと入力して, 検索。

OsakaMono.ttf 21.4KB
OsakaMono.ttf 2.2MB
Osaka.ttf 3.5MB
Osaka.ttf 30.6KB

調べた結果、次のことが分かりました。

ファイルサイズが大きいバージョンと小さいバージョンがある。
Osakaフォントはコンピュータのフォントの場所に位置していない

コンピュータのフォントの場所

/Library/Fonts/

これは[Font Book]→[Osakaフォントを右クリック] → [Finderで表示] することができないことと関係している。

Osakaフォントの場所1

Osaka.ttf 31KB
OsakaMono.ttf 22KB

/System/Library/Frameworks/ApplicationServices.framework/Versions/A/Frameworks/ATS.framework/Versions/A/Support/FontSubsets/Osaka.ttf

試しにOsaka.ttf 31KBを[ダブルクリック]してみると → フォントをインストールになっています。

この事から、 Osakaフォントの場所1は、Font Bookに認識されていないフォントです。

Osakaフォントの場所2

Osaka.ttf 3.7MB

/System/Library/Assets/com_apple_MobileAsset_Font5/458cb75c37483d7bcdfd68445b7246c76ecb29a6.asset/AssetData/Osaka.ttf

Osakaフォントの場所3

OsakaMono.ttf 2.3MB

/System/Library/Assets/com_apple_MobileAsset_Font5/ee6dc6cbd38a08f48c382572a63722d6ed334e91.asset/AssetData/OsakaMono.ttf

一方、Osaka.ttf 3.7MB, OsakaMono.ttf 2.3MBを[ダブルクリック]すると、
Font BookでOsakaにとぶので、Font Bookに認識されているフォントです。

さらにttfの詳細情報を見ると違いがありました。


Osaka.ttf 31KB. ©ver J-6.1d3e1, ©1990-2008 Apple Inc.	OsakaMono.ttf 22KB. ©1990-2008 Apple Inc.

Osaka.ttf 3.7MB. ©ver J-6.1d3e1, ©1990-2008 Apple Inc.	OsakaMono.ttf 2.3MB. ©1990-2008 Apple Inc.

どれが良いのか、正しいのか迷いますが、
個人的には

Font Bookに認識されているフォント
フォントのファイルサイズが大きい → 対応する言語や字の数が多い

ということから、

Osakaフォントを使用する際は、
Osaka.ttf 3.7MB, OsakaMono.ttf 2.3MBをに指定するのが良いと思います。

ちなみに、Osakaフォント 2.1MBに相当するファイルは見つかりませんでした。
よって、この「Google Chrome.appでフォントOsakaをダウンロードする必要があります。」は、あまり信用しない方が良いと思います。

（過去に何度から表示されて反射的にダウンロードしたことがあります。
フェイクなのか、ゴミファイルなのかどんな処理を行っているかは分かりません
今のところ目だった問題は起こっていませんが。。。）

私の環境（Macbook Pro 2017 15inch, macOS Mojave）ではそのようにしていきたいと思います。

参考

動作環境

Macbook Pro 2017 15 inch
macOS Mojave バージョン 10.14.6（18G103） (初期 High Sierra)
Google Chrome バージョン: 85.0.4183.121（Official Build）（64 ビット）