2020年に入ってからQiitaへの投稿を徐々にやめました。
その結論に至るまで過程と個人的な見解を示します。
Qiitaをやめた理由
私がやめた理由はこの4つです。
- 無料はてなブログが収益化できることを知った。
- Qiitaは収益化できない。
- Qiitaへの不満の声が高まっている。
- 自分はプログラミングに関する内容をほとんど投稿していない。
- 記事を非公開できない。
Qiitaをやめた理由1. 無料はてなブログが収益化できることを知った
2019年上半期ごろから徐々に無料のはてなブログでGoogle Adsenseの審査合格の報告記事が出回りました。
2019年以前は「Pro版して独自ドメインを取得しないといけない」だったり「サブドメインでは通過できない」という情報ばっかりでしたが、Google Adsenseは独自ドメインの取得を推奨している**」ということを示しているだけらしいです。
私は2019年の10月頃に下記サイトでそれを知りました。
https://yumeutsutsu-m.com/entry/pc-blog-1-190608
今日(2020年4月)までさらに合格報告記事が増えてきています。
自分は現時点(2020年3月)合格していませんが、これは本当の話だと思います。
私にとっては「やらない理由」がないですね。
Google Adsenseに挑戦してみる価値は一向にあります。
Qiitaをやめた理由2. Qiitaは収益化できない
Qiitaは健全?なプログラミング共有サービスですよね。
そういう方針なので収益化できないのは承知の上ですよね。
もしQiitaが収益化できるような仕組みを取ったらどうなるでしょうか。
そしたら、個人・企業が自ら広告を貼れるようになり、アフィリエイトを狙った記事が増えると思います。
そしたら、コンテンツとしてのオリジナリティかつ付加価値の低下がなり兼ねないです。
Qiita批判に関する記事ももちろん参考にしました。
Qiitaでお金が稼げるなら質の高い記事がもっと増えるのではないかという提言 – Qiita
全ての開発者がQiitaへのアウトプットをやめるべき理由 – Qiita
私がQiitaに感じるイメージはTwitterのようなノリであり、niconico動画みたいな運営かなって勝手に思い込んでいます。
Qiitaをやめた理由3. Qiitaへの不満の声が高まっている
最近(2020年3月)はQiitaが炎上しています。
その理由は2つあります。主に個人情報の開示の件です。
- ユーザーページに「読んだ記事」を公開したこと。
- ユーザーがよく読む記事のタグ、関心があるワード、IPアドレスをQiita Jobsを利用している企業に無断で提供したこと。
Qiita、読んだ記事の傾向を合意無しに表示して炎上 批判受け機能停止中 – ITmedia NEWS
またその時期に、私が「第三者のQiitaのコピー記事で飯を食っているかもしれないサイト」を見つけ、指摘しました。
第三者のQiitaのコピー記事で飯を食っているかもしれないサイト
この記事より以下の2点が重要です。
- 第三者が勝手に他人のQiitaのコピー記事を無断転載し、Google Adsense広告もばっちり貼っていた。
- Qiitaのキュレーションサイトが存在していた。(コメント欄の報告より)
このように、自分たちの知らないところで勝手に記事が悪用されているかもしれません。
Qiitaをやめた理由4. 自分はプログラミングに関する内容をほとんど投稿していない
プログラミング以外の内容がほとんどでした。
アウトプットした記事のタグがバラバラになり過ぎて、全体的に低くなり過ぎました。
(す、すまねぇ。。。)
だから私は、Qiitaにあまり貢献(Contribution)できなさそうな内容は、はてなブログとかに書いた方が良さそうだと思い、意識を改めようと思いました。
Qiitaをやめた理由5. 記事を非公開にすることができない
記事は[限定共有]から[公開する]ことは出来ますが、一旦[公開]した記事を[限定共有]に戻すことは出来ません。
限定公開はリンクを知っている者だけが閲覧することができる。その一方で非公開としての役割をもっています。
公開してしまった記事を限定公開することはできないため、新しい記事を作成しコピーすれば済むのですが、公開日は新しくなります。
公開日は貴重な情報の発信日です。
参考↓
Qiitaの限定公開の悲しみ ~公開日には気をつけろ~ – Qiita
また、下書きできる数は10件までに留まり、ストックが確保できません。
メモしまくる私にとって致命的…
続けられた理由
一方、今まで続けてこられた理由はこの3つです。
- SEOが強すぎる→主に「view」の数が多くなる
- エディタが軽く、書きやすい
- いいね、ストックをもらえたのが嬉しい
要するに今の自分はQiitaという「レールの上を走っている」と感じました。(Qiitaという名の借り物の力)
続けられた理由1. SEOが強すぎる
- SEOが強い理由は、Qiitaにはオリジナリティがあり、付加価値のあるコンテンツが集まっているためです。
- Qiitaユーザが書く記事は多種多様で魅力的です。
- 「いいね」や「ストック」があるほど情報の付加価値が高まります。
- オリジナリティかつ付加価値がある→近年のGoogle SEOに求められているものです。
- 自分の記事が「Qiita」のドメインパワーやトレンドに引っ張れるように検索上位へと居座り続ける事態が起こっています。
「view」の数が多くなる
- SEOが強すぎた結果、記事がGoogle検索上位にランクインすることがめずらしくなくなりました。
- 自分の記事に表示される「view」数やGoogle Analyticsの結果を見れば、今までにない結果が出ました。
続けられた理由2. エディタが軽く、書きやすい
- ブラウザは上のエディタは非常に軽いです。
- 2画面リアルタイムプレビューに対応しています。
- 自分が大好きなMarkdown記法で書けます。
続けられた理由3. Contribution(LGTM)がもらえたのが嬉しい
- 私は探せば見つかる内容程度の記事しか投稿していない意識ですが、新しい知見を書くほどいいね, ストックをしてもらえました。
- (心の中でありがとうございます。)
ITエンジニアにとって、LGTMしてもらえることは至高の喜びでは。。。!
Qiita祭から無料ブログへ,Bloggerかはてなブログか悩む
「私は本当にこのままでいいのか」と考え直しました。
私が無料ブログに求める主な条件を示します。
- Markdownで書ける
- スマホでも書ける
- エディタが書きやすい
- 永年無料
- Google Adsense可
無料ブログかつGoogle Adsense収益可はブログを始める動機としてかなり影響が大きいです。
何の為に自分が無料で貴重な情報開示しているのか疑いたくなるものです。
私は無料で済ませたいので、無料ブログであるBloggerとはてなブログで検討しました。
どちらもブログ投稿を3か月以上、経験したことがあります。
- Bloggerは3か月くらい。
- はてなブログは半年くらいですね。(2020/04/3)
まだまだ悩ましいので、それぞれのメリット・デメリット考えてみます。
Bloggerのメリット・デメリット
Blogger メリット
- カスタマイズの自由性がある
- Google]が運営しているため, 収益審査は([ドメインの都合で)通りやすい
- ページ読み込み速度のテスト結果, Blogger)の方が速い
PageSpeed Insights (モバイル) ページ読み込み速度の結果
hatenablog | blogspot |
hatenablogの点数が低い理由は, 広告や記事の画像のファイルサイズが大きいことが原因でした。
Blogger デメリット
- Google+終了に伴い、コミュニティがかなり減った。
- ブログのHTMLカスタマイズが難しい。
- Blogger独自のページ要素タグが分かりにくく、日本語の解説記事も少ない。(例:
<b:skin>
) - テンプレートもいまだに少ない。
- Blogger独自のページ要素タグが分かりにくく、日本語の解説記事も少ない。(例:
- デザインやエディタが馴染みにくい。
- 記事が書きにくい
-
2画面かつリアルタイムプレビュー表示ができない
- プレビューをすると, 新しいページにとぶ
- →視野や操作の切り替えで非常に注意散漫になる
- →新しいページに毎回に移って, 確認するのが面倒である
- Markdown記法で書けない
- プレビューをすると, 新しいページにとぶ
- Markdown記法をサードパーティーで書けるしくみはできるけど、馴染めない。
- Google+終了に伴い、Blogger投稿に対応するエディタがかなり減った。
- その他Bloggerへ投稿可能なMarkdown エディタ(StackEdit等)があるが、使いにくい
- (HTML,CSS,JavaSciptを導入・編集すれば)Markdownで書けるようになります。
- しかし、Bloggerのデフォルトは「見たまま」か「HTML」なため、投稿スタイルに馴染めない。
- Markdownでは再編集できないということ
- 投稿済みのHTML→Markdownへの変換作業が面倒臭いです。
- しかし、Bloggerのデフォルトは「見たまま」か「HTML」なため、投稿スタイルに馴染めない。
- Google+終了に伴い、Blogger投稿に対応するエディタがかなり減った。
- iOS公式アプリがない。(一方Android版はある)(現時点2020年2月6日)
- Blogger非公式アプリは存在しているが、どのアプリも操作は慣れません。
- BlogTouch (無料)
- EasyBlog(無料)
- Blogg for Blogger (¥370)
- Blogger非公式アプリは存在しているが、どのアプリも操作は慣れません。
- Bloggerの意外な落とし穴を経験した。
はてなブログ(無料)のメリット・デメリット
はてなブログ(無料) メリット | はてなブログ(無料) デメリット |
---|---|
・ コミュニティがある. ・ ブログのカスタマイズは制限があるけど、テンプレを編集しやすい.・ Qiitaのエディタに劣るが書きやすい. ・ 2画面プレビュー機能がある、自動保存(更新遅め) ・ 私がサブで使っているはてなブログも暇つぶしに書いているので、馴染みやすい。 |
・ 広告が表示される. ・ 画像でページ読み込み速度が下がる. ・ サブドメインなので審査が通りにくい. ・サチコへのサイトマップ登録が難関。 |
結果, はてなブログへ
Bloggerとはてなブログのそれぞれのメリット・デメリットを比較した結果、はてなブログにしました。
- Qiitaに劣るけど, 書きやすい
- 2画面リアルタイムプレビュー, 自動保存があります。
- 無料ブログは広告画像、不要なコード等の影響で読み込み速度が遅くなります。
- 余談:5Gの到来に伴いページ読み込み速度を気にしなくなりそうです。
これからは広い世界へ
- 今後はQiitaの発信力を生かします。
- コンテンツの質 > 量 が重要だと言われています。
- いずれ収益可能である希望を抱いて、 書き続けられるモチベーションを確立します。
技術ブログの使い分け
「技術系」としてのブログはQiitaやはてなブログだけではないです。
Qrunch, Crieit, note, dev.to, Medium なども同様なサービスがあります。
決してQiitaだけに固執し続けないことです。
それは他のWebサービスにもいえることで、時代の変化・プラットフォームの状況・自分の心境によって移り変わります。
今後の投稿スタイル
- 自分のサイトをもっていますが、「ある内容」はQiitaに投稿しようと考えています。。
- Qiitaから更新をやめた人やはてなブログとQiitaを兼用している人も多くいます。
- Qiita→バズりそうな自信のある内容やエンジニアにとって有益になる記事を投稿します。
- はてなブログ→プログラミング要素が少ないが、気にせず自分のジャンルを通すことができます。
- Qiitaの投稿頻度が止まった人は, 何からしらブレイクポイントを打たれたのだと思われます。
- それは 「この記事は投稿から1年以上経過しています。」というメッセージからも感じられる一つです。
- 他のブログや情報共有サービス(CrieitやQrunchなど)へ移ったのか、もしそうならなぜか。
- 自分もそういう立場になってしまう運命かもしれない。
- いずれはてなブログに不満を持ち始め, 引っ越しするかもしれないけど、その時はその時です。
- はてなブログが急に利用停止するわけではないです。
以上から、
- はてなブログ→プログラミング以外
- Qiita→プログラマーを満足できそうな内容
という方針で記事の投稿を心がけようと思います。
Qiitaのおかげで強くなれた
- 今まで使ってきたBloggerはモチベーションが上がらず続けにくかったです。
- あとからアウトプット先をQiitaにしたことで「Contribute」「view」の数が増えたことにより、投稿モチベーションが上がりました。
- もし「知名度を取るか、収益を取るか、どちらかを選べ」と言われたら、どちらかというと私は「収益」を意識します。
- 自分はプログラミングに関係ない技術系のジャンルが結構書けることに気づかされました。
最後にせっかく自分を育ててきた?Qiitaをひとまずやめる(完全にやめない)とはいえ、Qiitaというプラットフォームに感謝します。(2020/02/05)
それと、技術ブログを迷っている方はぜひ私以外の「Qiita やめた」の関連記事を参考にしてみてください。
余談:いいねとストックが分離した
「Qiita やめた」に関する興味深い記事を見つけました。
その中で同感できる内容がありました。
いいねとストックが分離 Qiitaを辞めて『はてなブログ』を始めて2ヶ月が経ちました – がじぇったー
これはQiitaをやめた理由に近いですが、書くモチベーションの低下にはなっています。
いつの間にか「ストック」がContributionにカウントされなくなりましたね。
Qiitaユーザは記事に対してこのような行動を取りますよね。(私定義)
- 「ストック」→後で見る。→重要な情報源だ。
- 「いいね」→為になった。
- (「コメント」→議論したい。)
- アクションなし→ROM専
これはニコニコ動画に例えるとイメージが付きやすいです。
- 「マイリスト」→後で見たくなる
- 「ニコる」→ニコニコ(^^♪。
- (「コメント」→議論したい。)
- アクションなし→ROM専
要望
したがって、私はニコニコ動画の「マイリスト」のように「ストック」をもう一度、カウントしてほしいです。
ストックは通知されますが、 そ れ だ け なのです。
ストックされたユーザを確認するのはいちいちGoogle Chrome拡張機能「QiitaStockers」導入するなどの手段を踏むため、面倒臭くなります。
私はストックされたことも、嬉しいですので、次のような提案で「ストック」をカウントしてほしいです。
- 以前のようにいいねをContributionにカウントする。
- 「ストックされた数」を別に作り、マイページで公開設定を決めることができる。
と良いかなと思いました。
追記:やめた理由4つ目→5つ目
Qiitaをやめた後
はてなブログ → WordPress