【Photoshopエラー対処法】32bit/チャンネル画像では使用できません。

wp_tmb_photoshop-32-bit-image-error

2020年8月5日, 私は高解像度な画像を作成するために, 32bitのドキュメントで作業していました。しかし、次のエラーが出てしまい困りました。

I-could-not-use-Paint-Backet-Tool1

塗りつぶしツールエラー

32bitのドキュメントで背景を塗りつぶしツールで塗りつぶそうとしたが、「塗りつぶしツールを使用できません。」

他のツールでも同じようなエラーが出るのか、全てのツールで試したところ、塗りつぶしツール以外にも、32bitのドキュメントで使用できないツールがあることが分かりました。

しかし、このようなエラーが出ても、私は32bitで塗りつぶしツールを使用したい私は色々試しました.

結論

32bitのドキュメントで使用できないツールは, 16bitまたは8bitに変換する(下げる)と使える.

今回は、Photoshop「〇〇ツールを使用できません。32 bit/チャンネル画像では使用できません」に対するエラー対処法を示します。

エラー一覧

1. 〇〇を使用できません。

塗りつぶしツールを使用できません。

could not use the Paint Backet Tool could not use the Paint Backet Tool

塗りつぶしツールを使用できません。
32 bit/チャンネル画像では使用できません
(画像を8または16bit/チャンネルに変換して編集してください)

English

Could not use the paint bucket because it does not work with 32 bit per channel images (convert image to 8 or 16 bit per channel to edit)

背景消しゴムを使用できません。

could not use the Background Eraser Tool

背景消しゴムを使用できません。
32 bit/チャンネル画像では使用できません
(画像を8または16bit/チャンネルに変換して編集してください)

マジック消しゴムを使用できません。

could not use the Magic Eraser Tool

マジック消しゴムを使用できません。
32 bit/チャンネル画像では使用できません
(画像を8または16bit/チャンネルに変換して編集してください)

焼き込みツールを使用できません。

could not use the Burn Tool

焼き込みツールを使用できません。
32 bit/チャンネル画像では使用できません
(画像を8または16bit/チャンネルに変換して編集してください)

色の置き換えツールを使用できません。

could not use the Color Replacement Tool

色の置き換えツールを使用できません。
32 bit/チャンネル画像では使用できません
(画像を8または16bit/チャンネルに変換して編集してください)

赤目修正ツールを使用できません。

could not use the red eye tool

赤目修正ツールを使用できません。
32 bit/チャンネル画像では使用できません
(画像を8または16bit/チャンネルに変換して編集してください)

2. アートヒストリーブラシツールを使用できません。

could not use the Art History Brush Tool

アートヒストリーブラシツールを使用できません。
8 bit画像しか処理できません。

対処法 「32bit→16bitまたは8bitに変換する」

32bitドキュメントのサンプル画像として次の画像を作った。

photohoshop-32bit-sample-document
  1. [イメージ(i)]→[モード(M)]→[32 bit/チャンネル(H)]→[16 bit/チャンネル(N)]に変更します。
Change from 32bit to 16bit or 8bit
  1. ドキュメントのビット数を減らす

次の警告メッセージが出ます。

 Reduce the number of bits. combine.

ドキュメントのビット数を減らすとHDRレイヤー画像の外観に影響します。
ビットの数を変更する前にレイヤーを結合しますか?
[結合(M)] [キャンセル] [結合しない(D)]

Photoshopで「ドキュメントのビット数を減らす」処理を行うと必ず「レイヤー(絵)」に影響が出ます。

レイヤーを[結合する]か、[結合しない]か選ばなけれなりません。

[結合する]を選択すると、レイヤーは結合されてしまいますが、次に出てくる「HDRトーン」設定で32bitのドキュメントに近い形で維持することができます。(絵によるが個人的にはこっちでやるのがいい)

[結合しない]と、各レイヤーは維持できますが、「HDRトーン」設定は出てないので「レイヤー(絵)」は雑になります。

[結合する]を選んだ場合

HDRトーンを設定します。

そのままの設定(プリセット:[初期設定], 方法:[ローカル割り付け]) だと32bitドキュメントの時と絵のイメージ(印象)が違ったので変更します。

 Image is different from 32bit document

今回は、プリセット:[カスタム], 方法:[露光量とガンマ]にしたら、32bitドキュメントと変わらない感じになったので、[OK].

 Exposure and gamma

これで32bitドキュメントとのイメージ(印象)をなるべく変えずにビット数を下げることができ、32bitドキュメントで使用できなかったツールを使えるようになります。

32bit-document 16bit-document
32bitドキュメント 16bitドキュメント

最後に

何故Photoshopの32bitドキュメントでは使用ツールが限られるのか、コレガワカラナイ。

参考

動作環境

  • Windows 10 Pro
  • Adobe Photoshop CC 2020