【Unity Hub】「モジュールを加える」が表示されない方へ

wp_tmb_unity-add-module

悩み

「Unity Setup iOS Support for Editorのインストールに失敗しました」
「モジュールを加える」がない。。。

どうしても加えたい時、どうするか。。。

これらは私の悩みだった。

わざわざプロジェクトのバージョンを合わせる為に、Unity Hubのインストール >「Unityバージョンを加える」の一覧に、バージョンが載ってないことが多い。(特定のバージョンだけ表示される)

しかし、私はこの問題を解決する方法を2つ見つけたので、対処法を教えていくぞ!!

問題「モジュールを加える」が表示されない

  • 「モジュールを加える」の表示がない。

以外にも

  • インストールしたいバージョンが見つからない。
  • Unityのインストールに失敗しました。

これらの問題も解消することができます。問題はバラバラですが、私はこの方法で対処することができました。

f:id:koshishirai:20200505163455p:plain f:id:koshishirai:20200505163527p:plain
「モジュールを加える」の表示がない インストールしたいバージョンが見つからない
f:id:koshishirai:20200505163553p:plain
The installation failed. (Unityのインストールに失敗しました。)

エラーメッセージ

The installation Failed.
The installer encountered an error that caused the installtion to fail.
Contact the software manufacturer for assistance.

日本語訳

インストールに失敗しました。
インストーラーでエラーが発生し、インストールが失敗しました。
ソフトウェアの製造元に問い合わせてください。

以下の環境で動作を行い、今回の問題の対処に成功しています。

使用環境

方法1 簡単インストール

  • macOS Mojave
  • Unity Hub 2.1.3

方法2 手動インストール

  • macOS Catalina
  • Unity Hub 2.1.2

モジュールを加える方法

「モジュールを加える」の表示がなくても、モジュールを加える方法は2つあります。

  1. 簡単インストール(推奨)
  2. 手動インストール

前者は私が後から見つけた活気的な方法です。

方法1 簡単インストール

f:id:koshishirai:20200501214058p:plain:w1200
  1. まずはUnity Achiveのページにいきます。

Unity – Download Archive

  1. Unity Achiveの中でUnity Hubに追加したいバージョンを見つけます。

そして、ダウンロードの選択肢の中で「Unity Hub」を選択します。

20200505163706
  1. 「Unity Hub.appを開きますか?」と聞かれるので、「Unity Hub.appを開く」を選択します。
f:id:koshishirai:20200513142533p:plain f:id:koshishirai:20200513142353p:plain
Macの場合 Windowsの場合
  1. Unity Hubが起動します。いつも通り、必要なモジュールを選択して、「INSTALL」します。
f:id:koshishirai:20200505163826p:plain
  1. インストールが完了すると、モジュールのアイコン付きで表示されます。
f:id:koshishirai:20200505163902p:plain

これで思う存分バージョンをインストールするのが楽になりますね!

ちなみに…インストール先(保存場所)は?

f:id:koshishirai:20200505163923p:plain

Unityエディターフォルダーのインストール先で指定したパスにインストールされます。

f:id:koshishirai:20200505163938p:plain

方法1 簡単インストール 感想

後述のようにUnityバージョンを加える為にわざわざUnity Achiveからエディターorインストールをして、時間をかけたが、この方法でバージョン管理がさらに楽になりそうだ。

これでUnityのインストールに手間をかける必要がなくなったー!!

方法2 手動インストール

ここからは手動でインストールする手順です。

  1. 前提条件
f:id:koshishirai:20200505174809p:plain
f:id:koshishirai:20200505174856p:plain
f:id:koshishirai:20200505174943p:plain
  • Unity Editor 2019.2.9f1 はインストール時に、Android、iOS、Mac、Windowsのモジュールを選択した状態。
  • Unity Editor 2019.1.0f2 はインストール時に、何も選択しなかった状態。(日本語のみ)

Unityエディターフォルダーのパスがデフォルトままだとします。

/Applications/UnityEditor/Hub/Editor

ここから手動インストール方法を順番に示します。

  1. Unity Editorを保存するフォルダを作成します。今回は「UnityEditor」としました。
f:id:koshishirai:20200505175101p:plain
  1. Unity Editorを移動させます。
f:id:koshishirai:20200505175118p:plain
  1. UnityHubを再起動して、Unityエディターフォルダーのパスを変更します。
f:id:koshishirai:20200505175139p:plain
0200505175158
  1. Unity Hubを再起動すると、次のような画面になります。

「Unityバージョンがありません」

その状態で「リストに追加」からUnity Editorを選択します。

f:id:koshishirai:20200505181541p:plain
  1. まずは確認のため、モジュールをインストールしていたUnity 2019.2.9f1から「Unity.app」本体を選択します。
f:id:koshishirai:20200505181606p:plain

モジュールが入っている場合はDocumentationフォルダが入っています。

f:id:koshishirai:20200505181648p:plain

モジュールの表示はされないですが、Unity Editor 2019.2.9f1のFile > Build Settings(ファイル > ビルド設定)では認識されます。

f:id:koshishirai:20200505182116p:plain
  1. 一方、モジュール無し、Unity EditorのみのUnity 2019.1.0f2を選択します。
f:id:koshishirai:20200505192014p:plain

当然、モジュールはインストールされていません。

ここで、Unity 2019.1.0f2を「Hubから削除」します。

(Unity Hubとのリンクが切れただけで、Unity 2019.1.0f2 Editor自体は削除されません)

f:id:koshishirai:20200505192039p:plain

プロジェクトでUnity バージョン2019.1.0f2で作成されていたプロジェクトは、下に「インストールされていない」と警告が出ます。

f:id:koshishirai:20200505192106p:plain

インストールをクリックして、必要なモジュールを選択して、インストールし直します。

例えば、今回は画像のようにモジュールを選択します。

f:id:koshishirai:20200505192126p:plain

インストールが完了すると、モジュールが追加されているというアイコンが表示されました!

f:id:koshishirai:20200505192209p:plain

<<注意>>Unityエディターフォルダーのパスがずれるので、注意しましょう!

後は、移動し直し(同じ場所に既にあるので、置き換え(上書き))して「リストに追加」すればOKです。

f:id:koshishirai:20200505195039p:plain

これで、モジュールが使えるようになりますが、Unity Hubで2019 1.0f2のモジュールのアイコンが表示されなくなります。。

これも注意です!

ようやくUnity 2019 1.0f2で選択したモジュールが使えるようになりました。

f:id:koshishirai:20200505193241p:plain f:id:koshishirai:20200505193642p:plain
モジュールが使える モジュールのアイコンは表示されなくなる…

Unity 2019.2.9f1は既にモジュールが入っているが「モジュールを加える」が出てない場合、残念だが、同じような方法でインストールし直そう!

方法2 手動インストール 感想

Unityエディターフォルダーのパスを変更して、Unity Hubからあえて認識(インストール)し直すことで対処した。Unity4、Unity5などバージョン管理にも役立つだろう!

例えば、Unity5のEditorをpkgからインストールすると、インストール先が/Applications/Unity/となってしまい、既存のUnityフォルダ上書きされてしまい、以前のUnityのバージョンが消えてしまうからね。

私は/Applications/UnityEditor/にそれぞれのUnity Editorを保管することで、Unityのバージョンが管理しやすいと思う!

ただ、Unityエディターフォルダーパスを変更するとモジュールのアイコンが表示されなくなるので注意が必要です。

参考

[1] UnityでiOSのBuild Supportがインストールできず無駄に泣いた – mosotanienのブログ

[2] Unity: UnitySetup-iOS-Support-for-Editorのインストールに失敗するときの解決法 – Kilimanjaro Warehouse