先日、MECH/FY というメカディテールを自動生成するblendファイルを開いて、編集しようとしたら、次の問題が起きて、パニックになりました。
問題
・拾ってきたblendファイルを開いて編集しようとしたら、何かおかしい
・[オブジェクトモード] オブジェクトを選択してもオレンジで囲まれていない
・[編集モード] オブジェクトを[頂点, 辺, 面]選択しても, 選択できない
色々試行したところ、オブジェクトを選択したときにオレンジにすることができました。
原因は、モディファイアです。
今回は、Blender2.8 2.9で以前のようにオブジェクトを選択したらオレンジになるようにする対処法を示します。
問題「オレンジにならない、選択できない」
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| 問題1 オブジェクトモード | 問題2 編集モード |
問題1
[オブジェクトモード]
オブジェクトを選択したらオレンジ枠で対象が表示されるはずですが、オレンジにならない。
問題2
[編集モード]
オブジェクトをクリックしても[頂点, 辺, 面]選択できない。
対処手順
MECH/FYを例に説明します。
1. 新しいblendファイルにコピペする
オレンジにならないオブジェクトをコピーして、新しいblendファイルに貼り付けます。
（オレンジで選択できるblendファイルならいけると思います。）
これで [オブジェクトモード]オブジェクトを選択するとオレンジ枠がつくと思います。（私の経験上）
しかし、この状態で[編集モード]オブジェクトは選択することはできない。
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| オブジェクトモード | 編集モード |
2. モディファイアーの数を減らす。（適用、削除）
あるモディファイアーが適用されていると[編集モード]で[頂点,辺,面]選択することができない。（らしい）
モディファイアーの数を減らすと、[頂点,辺,面]選択ができるようになる。
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| [編集モード]モディファイアーの数を減らす前 | [編集モード]モディファイアーの数を減らした後 |
- Subdivision
- Skin
- Solidify
- Remesh
- EdgeSplit
- Bevel
- Decimate
- Displace
- Mirror
以上より,
形状変形系のモディファイアーをオブジェクトに追加していると
[編集モード]でオブジェクトを選択したときにモディファイアーが働いている部分を選択していることになっていました。
モディファイアーの数を0まで減らした結果、Mirrorが[編集モード]でオブジェクトを選択できない原因でした.
対処法の提案
- モディファイアーの数を減らすしてみる
- addon 特有のモディファイアーを減らす
- モディファイアーの表示モードを確認する
- Blender プリファレンス設定 → 何もいじらない
- ビュー設定 → 何もいじらない
- オブジェクト ロック解除
問題「オブジェクトの原点(ピボットポイント)が移動できない」
その場合は、
【Blender2.9】原点(ピボットポイント)が移動できない時の対処法
を試してみてください。
【Blender】原点(ピボットポイント)が移動できない時の対処法
動作環境
- Windows 10 Pro
- Blender 2.81, 2.83, 2.90
- MECH/FY – gumroad
最後に
ネットで拾ってきたデッキ構築済みのblendファイルを開いてみるとたまにある。
参考
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Blender 2.8 3DCG スーパーテクニック Benjamin
- Blenderを勉強するのにおすすめの書籍。この1冊を何度も読み返せばモデリング操作に困ることはない。